ローヤルゼリーの成分 糖類 オリゴ糖
ローヤルゼリーには、4種類の糖類が含まれています。ここでは、ローヤルゼリーに含まれている糖類の中の「オリゴ糖」について説明します。
オリゴ糖
オリゴ糖は、単糖類が2~20個くらいつながった糖質のひとつです。オリゴ糖には次のような働きがあります。
腸内環境を整える
オリゴ糖には、胃腸で消化されやすいものとされにくいものがあり、されにくいものは大腸の中でビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌の餌となって善玉菌を増やし、腸内環境を整える働きがあります。また、食物繊維と同じような働きをして腸内の不要な物質を体外に出す働きがあるので、便秘を改善します。
血液中の善玉コレステロールを増やす
オリゴ糖によって腸内環境が整うと、腸内の善玉菌が増えます。善玉菌はコレステロールを分解し、吸収されにくいコプロスタノールという物質に変える働きがあります。
免疫力向上
免疫細胞の6割は腸に存在しています。オリゴ糖を摂取すると腸内環境がよくなるので、免疫細胞が活性化されて免疫力が向上します。
アレルギー症状の改善
アレルギーは、免疫細胞が侵入してきた物質を過剰に反応して、異質なもの、と間違った判断を下すことで起きます。オリゴ糖を摂取して腸内環境がよくなり、免疫細胞が活性化されると、アレルギー症状の改善が期待できることが研究で判明しています。
肥満防止
オリゴ糖は、砂糖の約半分のカロリーなので、肥満を防止する働きがあります。ただし、オリゴ糖にはいろいろな種類があって、それぞれ味やカロリーが異なるので、ダイエットに使用する場合は、確認しましょう。
肌荒れを防止する
腸内環境が悪いと、老廃物や毒素が溜まりやすくなり、血管を通って皮膚に向かいます。そのため、ニキビや吹き出物などの肌荒れが起きやすくなります。
また、腸内環境が整うと免疫力も上がるので、ニキビや病気に対する抵抗力も上がり、肌荒れを防ぐ効果があります。
虫歯になりにくい
虫歯菌は、口の中の糖を栄養にして歯垢をつくります。歯垢の中には細菌が何億といて繁殖します。
また、虫歯菌は糖を分解して酸をつくり、この酸で歯を溶かします。
オリゴ糖は、虫歯菌が栄養にしない、という特徴があるので、酸もつくられず、虫歯になりにくいのです。
おわりに
ローヤルゼリーには、4つの種類の糖類が含まれています。オリゴ糖は、糖類なのにカロリーが低く、虫歯になりにくいという特徴があります。
また、腸内環境を整えて便秘を予防、改善し、免疫力を向上させたり肥満を防止したりします。
ローヤルゼリーには、便秘の予防、改善や免疫力の向上の効果があり、オリゴ糖はそれらの効果に貢献しています。