ローヤルゼリーは少量から試そう
目次
ローヤルゼリーを初めて摂取する際には、いきなり説明書に書いてある目安量を飲まずに少量から始めることをお勧めします。ここでは、ローヤルゼリーは少量から試した方がいい理由を説明します。
少量から始めた方がいい理由
アレルギーが起こる場合がある
ローヤルゼリーは、働き蜂が女王蜂に与えるために花粉やハチミツを食べ、体内で分解、合成して分泌した物質なので、天然の食品です。ですので、小麦や卵などと同じように、アレルギーが起こる場合があります。
ローヤルゼリーを摂取した時に起きるアレルギー反応は原因がいくつかあり、主なものに食物アレルギー、喘息、蜂毒があります。
蜂毒によるアレルギーは、死に至る場合があるので、蜂毒にアレルギーがある人は摂取しないでください。
食物アレルギー
ローヤルゼリーには、たんぱく質が約12%含まれています。ローヤルゼリーのたんぱく質には、ローヤルゼリーにしか含まれていない特別な成分のMRJP1(アピシン)とMRJP2があり、この2つのたんぱく質がローヤルゼリーの主要なアレルゲン(アレルギーを起こす原因となる物質)であることが、山田養蜂場と近畿大学農学部、森山達哉准教授の共同研究によって判明しています。
ですので、たんぱく質がアレルゲンの人がローヤルゼリーを摂取すると、アレルギー反応が起きる可能性があります。
喘息
喘息の人は、気道に慢性的な炎症が起きていて、ちょっとした刺激が原因で発作が起きることがあります。喘息がある人で、たんぱく質にアレルギーがある人がローヤルゼリーを摂取すると、ローヤルゼリーのたんぱく質にアレルギー反応が起きて、アレルギー性鼻炎やのどのイガイガ、声枯れなどが起き、それが刺激となって喘息の発作を起こす場合があります。
下痢、吐き気が起こる場合がある
ローヤルゼリーは、健康食品なので摂取量に決まりはありませんが、適切な効果が得られる量はあります。日本健康・栄養食品協会(日本の健康食品や栄養食品関連の企業による非営利団体)の目安では、ローヤルゼリーの一日の摂取量の目安は、500ミリグラムから3000ミリグラムとされています。
ローヤルゼリーの一日に必要な摂取量は、個人の体重、体質、体調などによって違うので、目安の範囲内であっても、その人の適切な量を超えていると過剰摂取となります。
ローヤルゼリーは過剰に摂取すると、体外に排出されますが、人によっては下痢や吐き気などの症状がでる場合があります。
ローヤルゼリーは少量から試そう
このように、ローヤルゼリーの一日に必要な摂取量は個人差があり、過剰摂取すると下痢や吐き気などが起こる場合があるので、はじめは少量からはじめて徐々に量を増やしながら様子を見て、自分の適量を探す必要があります。また、食物アレルギーや喘息の人は、医師に相談の上摂取してください。
医師の許可がでても、アレルギー反応がでるかどうかを確かめるために、少量から摂取して徐々に量を増やして様子を見てください。
まとめ
ローヤルゼリーは健康食品なので、摂取する量に決まりはありません。しかし、ローヤルゼリーは蜂の分泌物という天然の食品なので、食物アレルギーや、喘息などが起きる場合があります。
また、個人差がありますが、摂取量によっては胃腸の調子が悪くなったり、吐き気がしたりする場合もあります。
ローヤルゼリーを摂取する際は、はじめは少量から始めて、様子を見つつ自分に適した摂取量を探しましょう。