ローヤルゼリーによる病気の予防・改善 骨粗鬆症について
目次
ローヤルゼリーには、骨粗鬆症を予防したり改善したりする効果があります。ここでは、ローヤルゼリーのどんな成分が骨粗鬆症の予防、改善に効果があるのかを説明します。
骨粗鬆症とは?
骨粗鬆症とは、後天的に骨の密度や強度が低下して、骨折しやすくなる病気のことです。骨粗鬆症の原因
骨粗鬆症の原因は、女性ホルモンの減少、加齢によるカルシウムの吸収力の低下によるカルシウム不足、糖尿病や肥満などの病気、の3つがあります。女性ホルモンの減少
女性ホルモンは、骨の新陳代謝のバランスを取る働きがあります。女性は、閉経の前後から、女性ホルモンが減少し、骨の新陳代謝のバランスが崩れる場合があります。
そうなると、骨を作る早さより、骨を壊す早さが上回って骨密度が低下し、骨の強度が下がって骨粗鬆症になります。
加齢によるカルシウムの減少
年を取ると、骨や歯を形成するカルシウムの吸収力が悪くなり、カルシウム不足になって骨粗鬆症になります。病気
すい臓から分泌されるホルモンのインスリンは、骨芽細胞(骨をつくる細胞のことで、こつがさいぼうと読みます)に働きかけ、骨の形成を促す作用があります。糖尿病になると、インスリンが減ったり働きが悪くなったりするので骨粗鬆症になりやすくなります。
また、肥満の男性は、骨粗鬆症にかかる人が健康な人の2倍いるので、肥満も骨粗鬆症の原因のひとつだと言われています。
ローヤルゼリーは、骨粗鬆症の原因を予防、改善する成分を含んでいます。
骨粗鬆症の予防や改善に効果があるローヤルゼリーの成分
デセン酸(10ヒドロキシデセン酸)
デセン酸は、ローヤルゼリーにしか含まれていない特別な成分のひとつで、女性ホルモンに似た働きをします。骨は、破骨細胞(はこつさいぼう)という骨を壊す細胞が骨を壊し、骨芽細胞が新しい骨を作ることで古い骨が新しい骨に生まれ変わります。
骨の生まれ変わりのバランスが崩れると、破骨細胞が骨芽細胞より多く働き、骨密度が低くなって骨粗鬆症になります。
女性ホルモンは、骨の新陳代謝に関わって、骨の生まれ変わりのバランスを整える働きがあります。
デセン酸は、更年期などで体内の女性ホルモンが減った時に、女性ホルモンの代わりに骨の新陳代謝のバランスを取って骨粗鬆症を予防、改善する働きがあります。
また、デセン酸には、インスリンに似た働きもあります。
デセン酸は、糖尿病で体内のインスリンが減った時に、インスリンの代わりに骨芽細胞の働きが悪くなることを防ぐので、骨粗鬆症を予防、改善する効果があります。
類パロチン
類パロチンは、ローヤルゼリーにしか含まれていない特別な成分のひとつで、パロチンに似た働きをします。パロチンは、皮膚の新陳代謝をよくする働きがある成長ホルモンのひとつですが、カルシウムを沈着させる働きがあるので、骨や歯を丈夫に保つ効果があります。
パロチンは25歳くらいから分泌が減少しますが、類バロチンは、パロチンの代わりにカルシウムを沈着させて骨や歯を丈夫にするので骨粗鬆症の予防や改善に効果があります。
カルシウム
カルシウムは、骨や歯をつくっている成分で、体内のカルシウムの99%は骨に蓄えられています。カルシウムが不足すると、骨の中のカルシウムが血液に溶けだしてしまい、骨がもろくなります。
ですので、カルシウムを摂取して、不足しないようにすることが大切です。
マグネシウム
マグネシウムは、骨や歯をつくるのに必要な成分で、カルシウムと共に骨を強化したり、歯のエナメル質をつくったり、インスリンの分泌を促したりします。カルシウムとマグネシウムはバランスよく摂取しないと効果が発揮できず、せっかくカルシウムをたくさん摂取しても骨から溶け出してしまいます。
カルシウムとマグネシウムの効果的なバランスはカルシウム2に対してマグネシウム1です。
ビタミンB群、葉酸
血中に存在するアミノ酸の一種のホモシスティンは、増加すると骨折しやすいことが研究で判明しています。ビタミンB群は、ホモシステインの血中濃度を正常にして骨密度を高くするので、骨粗鬆症を予防する働きがあります。
また、葉酸はコラーゲンを守る働きがあります。
コラーゲンは骨を強化する働きがあるので、葉酸は骨質を高めて骨粗鬆症を予防、改善する効果があります。
グルタミン、アルギニン、L‐プロリン
非必須アミノ酸のグルタミン、アルギニン、L-プロリンは、脂肪を燃焼する働きがあるので、肥満を予防する効果があり、肥満が原因の骨粗鬆症の予防、改善に効果があります。ローヤルゼリーの骨粗鬆症に対する効果の実験
みつばち健康科学研究所の実験では、ローヤルゼリーが骨密度の減少を抑え、その投与量に比例して骨中のカルシウム量が増えることがわかりました。さらに酵素分解ローヤルゼリーの場合、カルシウムの増加量がより多くなることが判明しています。
ただし、ローヤルゼリーのどの成分が骨粗鬆症に効果があるのかは判明していません。
まとめ
ローヤルゼリーにしか含まれていないデセン酸は、女性ホルモンやインスリンに似た働きがあるので、女性ホルモンやインスリンの減少で起こる骨粗鬆症の予防、改善に効果があります。また、同じくローヤルゼリーにしか含まれていない類パロチンは、骨や歯を丈夫にするので骨粗鬆症を防ぎます。
ローヤルゼリーは、その他にも骨を作ったり、丈夫にしたりする働きがある成分を含んでいるので、骨粗鬆症を予防したい人や骨粗鬆症の人にお勧めします。