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ローヤルゼリーとアレルギー 食物アレルギーについて

目次

  1. 食物アレルギーとは?
  2. ローヤルゼリーと食物アレルギー
  3. 酵素分解ローヤルゼリーと食物アレルギー
ローヤルゼリーは、蜂の身体から分泌された天然の成分なので、アレルギー体質の人が摂取するとアレルギー反応が起きることがあります。
ここでは、ローヤルゼリーの摂取によって起こるアレルギーのひとつ、食物アレルギーについて説明します。

食物アレルギーとは?

食物アレルギーとは、身体が摂取したものを、免疫機能が間違って異物として認識してしまい、アレルギー反応が起こることです。
アレルギー反応が起こると、じんましん、かゆみ、口の中のイガイガ感、目の充血や腫れ、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、咳、呼吸困難などの症状がでます。

ローヤルゼリーと食物アレルギー

ローヤルゼリーには、たんぱく質が約12%含まれています。
ローヤルゼリーのたんぱく質には、ローヤルゼリーにしか含まれていない特別な成分の、MRJP1(アピシン)とMRJP2が含まれており、この2つがローヤルゼリーの主要なアレルゲン(アレルギーの原因である物質)であることが研究で判明しています。

ですので、食物アレルギーがあって、アレルゲンがたんぱく質の人は、このMRJP1とMRJP2にアレルギー反応が起きる可能性があります。

酵素分解ローヤルゼリーと食物アレルギー

普通のローヤルゼリーには、たんぱく質は、アミノ酸が鎖のように長く繋がった形で含まれています。
たんぱく質は、この長く繋がった状態では体内に吸収できないので、胃液や腸液の酵素で小さなペプチド(アミノ酸が2個以上結合した状態)や単体のアミノ酸に分解されて、やっと小腸で吸収されます。

酵素分解ローヤルゼリーは、ローヤルゼリーのたんぱく質が、あらかじめ酵素でペプチドに分解された形で含まれています。
酵素分解ローヤルゼリーでは、主要アレルゲンのMRJP1とMRJP2は、すでに分解されている形で含まれているので、アレルゲンになりません。

酵素分解ローヤルゼリーは、普通のローヤルゼリーよりも主要アレルゲンが少ないので、アレルギー反応が出にくくなることが研究で判明しています。

また、未酵素分解ローヤルゼリーを摂取した人に比べて、酵素分解ローヤルゼリーを摂取した人はヒスタミンの分泌量が少ないことがわかりました。
ヒスタミンはアレルゲンが体内の抗体と結合したときに分泌され、くしゃみや咳などのアレルギーの症状を引き起こす原因物質です。
そのため、このヒスタミンの分泌を低く抑えられる酵素分解ローヤルゼリーは、他の種類のローヤルゼリーと比べてアレルギーを起こしにくいことが研究と臨床結果で判明しています。

おわりに

ローヤルゼリーは、健康食品なので副作用はありませんが、天然の食品なので卵や小麦などと同じでアレルギーが起こる場合があります。
ローヤルゼリーのアレルゲンは主にたんぱく質なので、たんぱく質にアレルギーがある人は特に注意が必要です。
酵素分解ローヤルゼリーも全くアレルギーがでない、という訳ではありません。
ですので、アレルギー体質の人は、ローヤルゼリーを摂取する際には医師に相談してください。
医師の許可が出た場合でも、はじめは少量から摂取し、様子を見ながら少しずつ量の調整をしてください。

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