ローヤルゼリーの産地 中国
日本は、ローヤルゼリーの生産量は少ないのですが、消費量は世界一です。そのため、日本で扱われているローヤルゼリーの99%は輸入したもので、そのうち90%以上が中国産です。
中国は、環境汚染がひどいというイメージがありますが、国土が広いので工業が発展していない地域も多く、ローヤルゼリーはそのような地域で生産されています。
日本のメーカーがそのような地域に専用の場所を確保して、独自の厳しい安全基準に従って生産している場合も多いです。
日本に輸入されるローヤルゼリーは、抗生物質の含有量を確かめる検査が義務づけられ、その他には、水分量やデセン酸の含有量が基準を満たしているか、作業スタッフや施設の衛生状態や管理の状況のチェック、設備の状態のチェック、必要な表示がされているかどうか、などをクリアしたものでないと輸入できないようになっています。
蜂は、秋冬は活動をしませんが、中国は国土が広いので、一年を通してローヤルゼリーの生産ができます。
中国は、養蜂に適した場所が多くあり、昔から養蜂がさかんです。
日本のメーカーも、中国に土地を購入して自社生産したり、中国産のローヤルゼリーを取り扱ったりしているところも多く、さまざまなローヤルゼリーが販売されています。
中国産は、生、乾燥、調整などのローヤルゼリーの種類も多く、値段も手ごろなものから高価なものまで揃っているので、用途や予算に応じて色々選ぶことができます。
中国と言えば、環境汚染や安全性の問題が真っ先に浮かびますが、蜂は、汚染物質に弱く、汚染物質を食べるとすぐに死んでしまうので、環境が良い所でしか養蜂はできません。
また、日本の(社)全国ローヤルゼリー公正取引協議会による輸入の審査も厳しいので、ローヤルゼリーに関しては安心できます。
自社で中国に土地を探して養蜂している日本のメーカーも多いので、そのようなメーカーから購入するとさらに安心です。