初乳ローヤルゼリーとは?
目次
ローヤルゼリーの製品のひとつに初乳ローヤルゼリー種類があります。ここでは、初乳ローヤルゼリーについて詳しく説明します。
初乳ローヤルゼリーとは?
初乳ローヤルゼリーは、移虫(人口王台に働き蜂の幼虫を移すこと)後40時間以内に採取したローヤルゼリーを使っている製品です。初乳ローヤルゼリーと普通のローヤルゼリーの違い
一般的なローヤルゼリー製品は72時間以内に採取したローヤルゼリーを生や乾燥、調整タイプに加工して作られています。それに対して、初乳ローヤルゼリーは40時間以内に採取したローヤルゼリーが使用されています。
72時間以内に採取したローヤルゼリーと、40時間以内に採取した初乳ローヤルゼリーには、どのような違いがあるのでしょうか?
普通のローヤルゼリーとの違い
〇栄養価が高い卵から孵ったばかりの働き蜂の幼虫は1.5ミリほどで、非常に小さいので口から栄養を摂ることができません。
ですので、働き蜂の幼虫は、皮膚から栄養を浸透させるような状態で、ローヤルゼリーに包まれています。
そのため働きバチが分泌する初期のローヤルゼリーは、幼虫が皮膚からでも栄養素を吸収しやすいように、低分子で浸透性が高いことが特徴です。
また、成分も移虫から採取までの時間が短いほど、デセン酸やアミノ酸、アピシンが多く含まれています。
移虫後48時間くらいたつと、幼虫は2~3ミリくらいの大きさになりますが、72時間たつと8~10ミリくらいの大きさになります。
この48時間から72時間の間に幼虫は2~3倍の大きさに成長するので、ローヤルゼリーの栄養素をたくさん摂取します。
移虫後72時間たつと、幼虫も10ミリくらいになって、ローヤルゼリーの成分も身体の成長を助けるたんぱく質が主成分になり、分子も大きくなっています。
初乳ローヤルゼリーは、栄養素が幼虫にたくさん摂取される前に採取するので、72時間採取の生ローヤルゼリーよりも栄養価が高いのです。
〇高価になる
人工王台は、移虫後72時間で一杯になります。
初乳ローヤルゼリーの場合は、人工王台が一杯になる前に採取するため、一回に採取できる量が72時間ローヤルゼリーの半分しかありません。
ですので、移虫する回数が増え、採取する量は減るので効率が悪くなり、より手間暇がかかってしまうため、高価になります。
まとめ
初乳ローヤルゼリーは、普通、移虫後約72時間で採取する生ローヤルゼリーを、約40時間以内に採取したものです。ローヤルゼリーは働き蜂の幼虫の食事で、幼虫は移虫後48時間から72時間の間に約2~3倍の大きさになるため、この間に栄養素をたくさん摂ります。
初乳ローヤルゼリーは、幼虫が栄養素をたくさん摂る前に採取するので栄養価が高いです。
しかし、採取する回数が増えるのに、採取する量は少ないので手間暇がかかるため高価になります。