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はちみつとローヤルゼリーの違いについて

はちみつとローヤルゼリーは、どちらもミツバチによって作られるので、似たようなものだと思っている人も多いのではないでしょうか? 実は、はちみつとローヤルゼリーは、作られた目的や成分、味などが大きく違います。
ここでは、はちみつとローヤルゼリーの違いを紹介します。

はちみつとローヤルゼリーは、大きく分けて4つの違いがあります。

食べる蜂が違う

はちみつは、働き蜂やオス蜂の食べ物で、ローヤルゼリーは、女王蜂もしくは女王蜂候補の幼虫の食べ物です。

働き蜂は、生まれてから3日間は、ローヤルゼリーよりも質の落ちるワーカーゼリーを与えられ、4日目からは花粉とはちみつを与えられます。
それに対して、女王蜂は、一生ローヤルゼリーだけを与えられます。

作り方が違う

はちみつができるまで

働き蜂は、花の蜜(花蜜)を胃に貯めて運び、巣穴で待っていた働き蜂に口移しで渡します。
この過程で、花蜜は、働き蜂の体内の酵素の働きで、ブドウ糖や果糖に分解されます。
それから、花蜜は巣房と呼ばれる小さな部屋に貯められます。
その後、ミツバチは、羽ばたきの風を送ったり、口でかき混ぜたりして花蜜の水分を飛ばします。
花蜜の水分が20%になると、はちみつの完成です。
完成したはちみつは、蜜ロウで蓋をして保存され、働き蜂やオス蜂の食糧となります。

製品として売られるはちみつの中には、水分を飛ばす時間を短縮するために、機械で風を送って 水分を20%にしているものもあります。
しかし、機械を使って水分を飛ばしたはちみつは、味が格段に落ちます。

ローヤルゼリーができるまで

ローヤルゼリーは、生後10日くらいの若い働き蜂が、花粉やはちみつを体内で分解、合成して 下咽頭腺と大腮腺(だいさいせん)から分泌した物資です。
働き蜂は、ローヤルゼリーを女王蜂の幼虫に与えるために、王台と呼ばれる女王蜂の部屋にローヤルゼリーを満たし、成虫になってからは、口移しでローヤルゼリーを与えます。

成分が違う

はちみつとローヤルゼリーは含まれている成分が大きく違います。

はちみつの成分

はちみつは、80%がブドウ糖や果糖などの糖分で、残りが水分と数%のビタミンとミネラルでできています。
はちみつは、疲労回復、脳の働きを良くする、咳止め、高い抗菌、抗炎症作用があり、健康維持に効果があります。

ローヤルゼリーの成分

ローヤルゼリーは、10%の糖分、60%の水分、30%の栄養素からできています。
ローヤルゼリーは、はちみつが数%しか含まない栄養素を30%も含んでおり、しかも、その栄養素には、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、他の有効成分、とさまざまな成分が幅広く、かつバランスよく含まれています。

色や味が違う

はちみつは、黄色や赤っぽい褐色などの色があり、とても甘い味がします。

はちみつの色や味は、蜂が蜜を採った花の種類によって異なります。
例えば、れんげの花からできたはちみつは、薄い黄色をしていてまろやかな風味ですが、マヌカ花からできたはちみつは、濃い褐色をしていて、独特の香りとコクがあります。

ローヤルゼリーは、乳白色でねっとりとしています。
味は、発酵したような独特の酸味があり、舌にピリっとするほど強い刺激があります。
また、人によっては苦味や渋みも感じます。

はちみつとローヤルゼリーは、どちらもミツバチから作られますが、味も成分も大きく違います。
はちみつは甘く、天然の甘味料と言われるほどですが、ローヤルゼリーは、酸っぱくて刺激があります。
そのままでは食べにくい人も多く、中にはどうしても生では無理、という人がいるほどです。
しかし、栄養成分では、ローヤルゼリーは、糖分が多いハチミツに比べて栄養素の量も数も多いです。
はちみつも健康食品として良いものですが、効果の大きさや効用の多さではローヤルゼリーにはかないません。

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