ローヤルゼリーによる病気の予防・改善の効果 耳鳴りについて
目次
ローヤルゼリーは、耳鳴りの予防や改善に効果があります。ここでは、ローヤルゼリーのどんな成分が耳鳴りの予防や改善に効果があるのかを説明します。
耳鳴りとは?
耳鳴りとは、周囲に音がしていないのに、本人にだけ耳や頭の中で音が聞こえている状態のことです。耳鳴りには、現実には音がしていない自覚的耳鳴(じかくてきじめい)と、喉や耳の筋肉が収縮する音などが聞こえている他覚的耳鳴(たかくてきじめい)の2種類があり、耳鳴りの大半は自覚的耳鳴です。
耳鳴りの原因
耳鳴りの原因には、耳垢の蓄積、耳の周りの筋肉の緊張、難聴、中耳炎、内耳炎、メニエール病、脳腫瘍や脳出血などの脳の病気、があります。しかし、このような病気でなくとも耳鳴りがする場合があり、原因は、ストレスや糖尿病、自律神経失調症、更年期障害、血行不良の場合が多いと言われています。
特に、ストレスによって自律神経が乱れると耳鳴りが起こりやすくなります。
また、糖尿病の場合は、糖尿病になると末端の細い血管が動脈硬化を起こしやすくなり、耳の周辺の血管が固くなって耳鳴りがする、という説や、糖尿病になると神経の働きが悪くなるので、上手く神経が働かずに耳鳴りがする、という説があります。
糖尿病と耳鳴りの仕組みは、はっきりとは解明されていませんが、実際に糖尿病の初期には、耳鳴りが起こることが多いです。
ローヤルゼリーは、耳鳴りの原因と言われている病気や症状に効果がある成分を含んでいます。
耳鳴りの予防や改善に効果があるローヤルゼリーの成分
自律神経の乱れやストレスの軽減に効果がある成分
〇デセン酸デセン酸は、ローヤルゼリーにしか含まれていない特別な成分のひとつでさまざまな効果があります。
デセン酸は、間脳に働きかけて自律神経の乱れを整える働きがあります。
自律神経には、昼間や活動中に活発に働く交感神経と、夜間や休息時に活発に働く副交感神経があります。
デセン酸は、副交感神経を優位に働かせて、心身をリラックスさせるのでストレスを軽減します。
〇アセチルコリン
アセチルコリンは、デセン酸と同じように、間脳に働きかけて自律神経の乱れを整えます。
アセチルコリンは、特に副交感神経を優位に働かせるので、心身をリラックスさせてストレスを改善する効果があります。
〇γ‐アミノ酪酸
非必須アミノ酸のγ‐アミノ酪酸(ガンマ‐アミノらくさん)は、副交感神経の働きを活発にするので、心身をリラックスさせてストレスを軽減する効果があります。
〇ビタミンB1
ビタミン.B1は、「神経ビタミン」とも呼ばれていて、神経の働きをスムーズに行うことを助け、憂鬱な気分やイライラする気分を抑えるので、ストレスを軽減する効果があります。
〇パントテン酸
ビタミンB群のひとつのパントテン酸は、ストレスに対抗する働きがある副腎皮質ホルモンの合成に関わっています。
パントテン酸が不足すると副腎皮質ホルモンも減少するので、ストレスを感じやすくなってしまいます。
〇トリプトファン
必須アミノ酸のひとつのトリプトファンは、セロトニンの材料になります。
神経伝達物質のセロトニンは、ストレスホルモンのひとつのノルアドレナリンの働きを抑えます。
ノルアドレナリンは、不安、恐怖、怒りなどの感情を引き起こします。
セロトニンが増えるとノルアドレナリンが減るので、イライラしてストレスを感じることが減ります。
〇亜鉛
ミネラルのひとつの亜鉛は、脳や神経の伝達物質を合成する働きがあるので、不足すると伝達物質が足りなくなり、神経が乱れてストレスを感じます。
亜鉛は、体内で合成できない上にストレスを感じると減ってしまうので、意識的に摂取する必要があります。
糖尿病に効果がある成分
〇デセン酸デセン酸は、インスリンに似た働きがあるので、糖の代謝を助けます。
糖の代謝とは、糖が分解されてブドウ糖になり、エネルギーとして利用されたり、脂肪やグリコーゲンとして蓄積される仕組みのことです。
デセン酸は、この仕組みを助ける働きをするので、糖の代謝が悪くなって血液中のブドウ糖が増え、血糖値が上がることを防ぎます。
〇マグネシウム
マグネシウムは、インスリンがブドウ糖を細胞内に取り込む際に必要な物質です。
マグネシウムが不足すると、インスリンの働きが悪くなり、血糖値が高いままの状態になるので、糖尿病になる可能性が高くなります。
〇ビタミンB1
ビタミンB1は、デセン酸と同じように、糖が代謝されてエネルギーとして利用されることを助ける働きがあるので、糖尿病の予防、改善に効果があります。
〇ビタミンB2
ビタミンB2は、脂質の代謝を促します。
脂質の代謝が悪くなると、脂肪が溜まってインスリンの働きが悪くなります。
インスリンの働きが悪くなると、血液中のブドウ糖が増えて血糖値が上がり、糖尿病になる可能性が高くなります。
ビタミンB1とビタミンB2は、セットで摂取すると効果が高くなりますが、ローヤルゼリーにはどちらも含まれています。
血行促進に効果がある成分
〇デセン酸デセン酸は、副交感神経を優位にして心身をリラックスさせるので、血管が収縮して血行が悪くなるのを防ぐ働きがあります。
〇アセチルコリン
アセチルコリンも、副交感神経を刺激して心身をリラックスさせ、血管を広げて血行をよくします。
〇パントテン酸
パントテン酸には、善玉コレステロールの合成を促進する働きもあります。
善玉コレステロールは、血管の壁に取り付いて血管を狭くする悪玉コレステロールを肝臓に運んで血液の流れをよくするので、血行がよくなります。
〇アルギニン
非必須アミノ酸のアルギニンは、一酸化窒素の合成に必要な成分です。
一酸化窒素は、血管を拡張する働きがあるので、アルギニンを摂取すると血行がよくなります。
〇イソロイシン
必須アミノ酸のイソロイシンは、筋肉を強化し、肝機能を向上する効果がありますが、血管を拡張する働きもあるので、血行をよくする効果もあります。
〇ビタミンB12と葉酸
ビタミンB12と葉酸は、協力して血液を作り、貧血を予防するので血行不良の予防、改善に効果があります。
ローヤルゼリーの耳鳴りに対する効果の実験
みつばち健康科学研究所による、ローヤルゼリーの耳鳴りの改善効果の試験では、ローヤルゼリーには、耳鳴りを改善する作用があることが判明しました。この実験は、ローヤルゼリーの摂取量が700ミリグラムと2800ミリグラムの2つのグループに分けて行なわれ、その結果、摂取量が多いグループの方がより耳鳴りが改善する効果が高いことも判明しました。
また、ローヤルゼリーの摂取による副作用は発生しませんでした。
この実験では、ローヤルゼリーのどの成分が耳鳴りの改善に効果があったのかは判明していません。
おわりに
耳鳴りが起こる原因はいろいろありますが、原因によっては命にかかわる病気のサインの場合があるので、まずは医師の診察を受けましょう。命にかかわる原因ではない場合でも、耳鳴りがひどくなると日常生活に支障がでたり、体調を崩したり、精神にダメージを受けたりする場合があります。
ローヤルゼリーは、耳鳴りに効果がある成分を多く含んでおり、実験でも耳鳴りを軽減することが判明しているので、耳鳴りに悩んでいる人にお勧めします。