ローヤルゼリーによる病気の予防・改善 更年期障害について
目次
ローヤルゼリーには、更年期障害を予防したり改善したりする働きがあります。ここでは、ローヤルゼリーのどのような成分が、更年期障害の予防や改善に効果があるのかを紹介します。
更年期障害とは?
更年期障害とは、更年期(閉経を迎える前後の期間 )にホルモンのバランスが乱れて、身体的、肉体的に不調になる状態のことです。更年期障害の原因
更年期になると、女性ホルモンのひとつのエストロゲンが減少します。脳の視床下部(自律神経を司るところで、ししょうかぶと読みます)は、それを改善しようとして働きますが、エストロゲンは増えないので、自律神経の働きが乱れて心身の状態が不調になります。
その結果、めまい、鬱(うつ)、肩こり、不眠、胃腸障害、冷えなどのさまざまな不快な症状が起こります。
ローヤルゼリーには、更年期障害の予防や改善に効果がある成分が含まれています。
更年期障害の予防、改善に効果があるローヤルゼリーの成分
自律神経の乱れに効果がある成分
〇デセン酸デセン酸は、ローヤルゼリーにしか含まれていない特別な成分のひとつで、さまざまな効果があります。
デセン酸は、女性ホルモンに似た働きがあるので、減少した女性ホルモンの代わりに働いてホルモンバランスの乱れを整え、身体の不調を改善する効果があります。
また、更年期障害は、女性ホルモンの減少による自律神経の乱れが原因ですが、デセン酸は、視床下部に働きかけて、自律神経の乱れを整えてバランスを取る働きもあります。
自律神経には、昼間や身体が動いている時に活発に働く交感神経と、夜間や休憩時に活発に働く副交感神経があり、この2つの神経のバランスが乱れると、ストレスを感じたり、めまい、鬱(うつ)、 不眠、胃腸障害、冷え、肩こりなどのさまざまな不調が起こります。
デセン酸は、交感神経と副交感神経のバランスを整えて、これらの不調を改善する働きがあります。
デセン酸は、女性ホルモンの乱れや自律神経の乱れを整えるので、更年期障害の予防、改善に効果があります。
〇アセチルコリン
アセチルコリンは、脳の神経細胞の間の伝達を速める伝達物質で、デセン酸と同じく視床下部に働きかけて自律神経の乱れを整える働きがあります。
アセチルコリンは、特に副交感神経を高める作用があります。
副交感神経が優位になると、心身がリラックスして交感神経の緊張が緩まり、自律神経のバランスが整います。
ですので、アセチルコリンは、更年期障害の予防や改善に効果があります。
精神を安定させる効果がある成分
〇トリプトファン必須アミノ酸のトリプトファンは、セロトニンの材料になる物質です。
セロトニンは、神経伝達物質のひとつで、心身の安定や心の安らぎに大きな影響を与えます。
トリプトファンを摂取すると、セロトニンが多く作られるので、心が安定して更年期障害の症状のひとつである不安感や鬱を改善する効果があります。
〇カルシウム、マグネシウム
カルシウムとマグネシウムはどちらもミネラルのひとつで、天然の精神安定剤と言われています。
カルシウムとマグネシウムは、十分な量を摂取すると、精神を安定させて更年期障害によるイライラ感や鬱を予防したり改善したりする働きがあります。
カルシウムとマグネシウムは、2対1の割合(カルシウム2に対してマグネシウム1)で摂取すると効果が高くなります。
〇ビタミンB6・葉酸・ビタミンB12
ビタミンB6と葉酸は、セロトニンの分泌量を増やす働きをするので、精神を安定させる効果があります。
また、ビタミンB12は、葉酸の吸収を助けるので、葉酸と一緒に摂取すると精神を安定させる効果が高くなり、更年期障害によって精神が不安定になったり鬱になったりするのを予防、改善します。
冷え、肩こり、血行障害に効果がある成分
〇アルギニン非必須アミノ酸のひとつのアルギニンは、血管を拡張して血行をよくする働きがあるので、更年期障害による冷え性や肩こりの予防、改善に効果があります。
〇パントテン酸
パントテン酸は、ビタミンB群のひとつのパントテン酸は、血管に取り付いたコレステロールを取り除き、血液の流れをスムーズにして血行をよくします。
〇アデノシン
アデノシンは、ローヤルゼリーにしか含まれていない特別な成分で、新陳代謝を促進して血行をよくする働きがあります。
胃腸障害に効果がある成分
〇ナイアシンビタミンB群のひとつのナイアシンは、皮膚や粘膜の健康を維持するので、胃腸の不調を改善する効果があります。
おわりに
ローヤルゼリーには、更年期障害によるさまざまな不快な症状を予防したり改善したりする成分が含まれています。特にデセン酸は、女性ホルモンに似た働きをして女性ホルモンの不足を補い、自律神経の乱れも整えるので、更年期障害の予防、改善に大きな効果があります。
更年期障害は、人により程度が違いますが、症状が重い人は何年もつらい症状が続きます。
更年期障害の薬は、ホルモンの薬や抗精神薬が多く、副作用もあるので、薬を飲むことに抵抗がある人はローヤルゼリーを摂取することをお勧めします。
ただし、ローヤルゼリーは薬ではないので、期待した効果がでなかったり、つらい症状が続く時は病院で相談してください。