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ローヤルゼリーによる病気の予防・改善 動脈硬化について

目次

  1. 動脈硬化とは?
  2. 動脈硬化の原因
  3. 動脈硬化の予防、改善に効果があるローヤルゼリーの成分
  4. ローヤルゼリーの動脈硬化の予防・改善効果の研究
ローヤルゼリーには、動脈硬化を予防したり、改善したりする効果のある成分が含まれています。
ここでは、ローヤルゼリーに含まれているどんな成分が、動脈硬化を予防したり改善したりするのかを紹介します。

動脈硬化とは?

動脈硬化とは、動脈にコレステロールや中性脂肪が溜まり、詰まったり固くなったりして血管の柔軟性や弾力が失われた状態です。

動脈硬化が進行すると、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、下肢閉鎖性動脈硬化症、くも膜下出血などの脳出血、を引き起こす場合があります。

動脈硬化の原因

動脈硬化を引き起こす原因は以下のことが挙げられています。

・高血圧
・高脂血症
・高コレステロール血症
・糖尿病
・肥満
・ストレス
・加齢
・運動不足
・偏った食事(高カロリー食など)

これらの原因が、ひとつ、もしくはそれ以上重なって血管の柔軟性や弾力が減り、動脈硬化になります。

ローヤルゼリーは、これらの原因を予防、改善する効果がある成分を含んでいます。

動脈硬化の予防、改善に効果があるローヤルゼリーの成分

デセン酸(10ヒドロキシデセン酸)

デセン酸は、ローヤルゼリーにしか含まれていない特別な成分のひとつで、女性ホルモンに似た働きをしますが、その他にもさまざまな働きをします。

・血糖値を下げる
デセン酸は、インスリンと似た働きがあり、糖の代謝を助けて血糖値を下げるので、糖尿病の予防や改善に効果があります。

・善玉コレステロールの合成促進
また、デセン酸は、善玉コレステロールを合成します。
善玉コレステロールは、悪玉コレステロールを取り除いて肝臓に運ぶ働きがあるので、血中のコレステロール値を下げます。

・自律神経の乱れを整える
さらに、デセン酸は、自律神経の乱れを整える働きがあります。
自律神経には、昼間や活動時に活発に働く交感神経と、夜間や休息時に活発に働く副交感神経があり、2つのバランスが取れていることが必要です。

自律神経が乱れると、交感神経が優位に立ち続けて緊張が取れないので、体が疲れ、ストレスを感じます。
デセン酸は、自律神経の乱れを整えて副交感神経の働きを促し、身体をリラックスさせてストレスを軽減します。

ですので、デセン酸には、動脈硬化や高血圧、心筋梗塞などを予防する効果があります。

アピシン

アピシンは、ローヤルゼリーにしか含まれていない特別な成分のひとつで、たんぱく質の一種です。
アピシンには脂質(コレステロールも脂質です)の代謝を促進し、コレステロールが血液中に溜まらないようにして、動脈硬化や肥満などを防ぐ働きがあることが研究で判明しています。

アセチルコリン

アセチルコリンは、脳の神経細胞間の伝達を速める伝達物質で、間脳に働きかけて自律神経の乱れを整える働きをします。

アセチルコリンは、休憩時に活発に活動する副交感神経の働きを高める作用があるので、心身をリラックスさせ、血管が収縮して血圧が上がることを防ぐ働きがあります。
ですので、アセチルコリンは動脈硬化の原因となる高血圧を予防し、改善する効果があります。

パントテン酸

ビタミンB群のパントテン酸は、善玉コレステロールの合成を促します。
善玉コレステロールは、血管の壁にこびりつく悪玉コレステロールを取り除いて肝臓に運び、血液の流れを良くする働きがあるので、動脈硬化の予防や改善に効果があります。

また、パントテン酸は、ストレスに対抗する作用がある副腎皮質ホルモンの働きを助けるので、動脈硬化の原因のひとつのストレスを軽減する効果もあります。

イノシトール

ビタミン様作用物質(かつてはビタミンB群のひとつでしたが、他の栄養素で代用でき、欠乏症もないので、ビタミン用作用物質として扱われています)のイノシトールは、脂肪とコレステロールの流れを良くし、肝臓に余分な脂が溜まらないようにする働きや、血中コレステロール値を下げる働きがあるので、脂肪肝や動脈硬化の予防に効果があります。

γ‐アミノ酪酸(GABA)

γ‐アミノ酪酸(ガンマ‐アミノらくさん)は、非必須アミノ酸のひとつで、血管の収縮を穏やかにして、血圧を下げる働きがあります。

メチオニン

必須アミノ酸のメチオニンは、肝臓の代謝を良くし、代謝を良くすることで血液中のコレステロールを燃焼させ、肝臓に脂肪が溜まることを防ぎます。

ですので、メチオニンは脂肪肝(肝臓に中性脂肪やコレステロールが溜まった状態 )を防いだり、脂肪肝が進んで肝硬変や動脈硬化になることを予防したりする働きがあります。

また、メチオニンは、タウリンを合成するのに必要な成分です。
タウリンは、血液中のコレステロールを減らす働きがあるので、タウリンを合成するメチオニンは、高コレステロール血症や高脂血症を予防し、動脈硬化に進むことを防ぐ効果があります。

タウリン

非必須アミノ酸のタウリンは、リパーゼ(脂肪を消化する酵素のひとつ)などの酵素の働きを助けて、肝臓で胆汁酸の合成を促進する働きがあります。
胆汁酸は、血液中のコレステロールを材料に作られるので、胆汁酸が多く作られるほどコレステロールが減ります。

ですので、タウリンは、コレステロールを減らして、動脈硬化を予防する働きがあります。

ペプチド

ローヤルゼリーのたんぱく質が酵素で分解されてできたローヤルゼリーのペプチド(2個以上のアミノ酸が結合したもの)は、強い抗酸化作用(活性酸素を抑える働き)があることが実験で判明しています。

活性酸素が増えると血管の中のLDL(悪玉コレステロール)が酸化して「酸化LDL」になります。
体内に発生した異物を捕食して消化する働きがある白血球のマクロファージは、酸化LDLを異物と判断して捕食した後、死んで残骸になります。
この血管の中に残骸が溜まることで、血管が細くなって高血圧になることが判明しています。
ですので、高血圧や動脈硬化の原因は、正確にはLDLではなく、酸化LDLなのです。

マクロファージは、酸化LDLだけを異物と判断するので、LDLは食べません。
活性酸素を減らすと、LDLは酸化LDLにならないので、マクロファージが食べて残骸になることもなく、血圧も上がりません。

また、ローヤルゼリーのペプチドは、血圧を上げる酵素のアンジオテンシンI変換酵素(AEC)が活性化するのを抑える効果があることも実験で判明しています。

ですので、ローヤルゼリーのペプチドは、動脈硬化を予防、改善する効果が期待されます。

ローヤルゼリーの動脈硬化の予防・改善効果の研究

動脈硬化を起こす原因のひとつ、高コレステロール血症は、肝臓から「リポタンパク」という脂質とたんぱく質が結合された物質が過剰に分泌されることによって起こります。
リポタンパクは、コレステロールと中性脂肪が、水に溶けやすい「アポたんぱく」という物質と結びついたものです。

酵素分解したローヤルゼリーは、このリポタンパクの分泌を抑制する働きがあることが研究で分かっています。

また、ローヤルゼリーには、血液中の中性脂肪の増加を抑える働きがあることも判明しています。
ですので、ローヤルゼリーには動脈硬化を予防する効果があります。
ただし、ローヤルゼリーのどの成分にそのような働きがあるのかは、まだわかっていません。

まとめ

ローヤルゼリーには、動脈硬化や動脈硬化の原因となる病気や症状を予防したり、改善したりする効果のある成分がたくさん含まれています。
その中には、デセン酸や、アピシン、ペプチドなどローヤルゼリーでしか摂取できない成分もあります。
また、ローヤルゼリーには動脈硬化を予防、改善する効果があることが研究でも判明していますので、動脈硬化を予防したい人や、すでに動脈硬化になっている人にお勧めです。

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