ローヤルゼリーの成分 糖類 フルクトース
ローヤルゼリーには、4種類の糖類が含まれています。ここでは、ローヤルゼリーに含まれている糖類の中の「フルクトース」について説明します。
フルクトース
フルクトース(別名、果糖)は単糖類のひとつで、果物やハチミツなどに含まれており、ブドウ糖と結合してショ糖になります。単糖類とは、それ以上、加水分解(水の作用で分子が分解する反応のこと)されない状態の糖類のことです。
フルクトースには、次のような効果があります。
疲労を回復し、スタミナを維持する
フルクトースは特殊な代謝をする成分で、摂取した量の10%はブドウ糖に変換されますが、90%は代謝されずにそのまま肝臓で代謝されて中性脂肪やコレステロールになります。フルクトースは、肝臓で代謝される速度はブドウ糖より早いので、疲労回復に即効性があり、運動時や肉体疲労時の疲労回復に役に立ったり、スタミナを持続させたりします。
糖尿病の予防、改善
血糖値は、血液中のブドウ糖の濃度を測ります。ブドウ糖に10%しか変換されないフルクトースを摂取しても、グルコースなどの他の糖類のように血糖値を上げる働きはありません。
ですので、フルクトースは、糖尿病の予防や改善に役に立ちます。
しかし、中性脂肪やコレステロールになるため肥満になりやすく、結果的に糖尿病の原因になってしまうことがあるので、過剰な摂取は避けましょう。
おわりに
ローヤルゼリーには、フルクトースの他に、グルコース、スクロース、オリゴ糖の4つの糖類が含まれています。ローヤルゼリーには、疲労回復の効果や糖尿病を予防、維持する効果があり、フルクトースは、それらの効果に役に立っています。